「伝える」行為の奥深さ

習字やそろばんと同じように、手話技能検定にも「〜級」が用意されています。級を段階的に上げていける仕組みになっていて、これは手話技能検定の分かりやすさ(入りやすさ)と、上達するまでのあいだのモチベーション維持にも一役買っていることは間違いなさそうです。手話技能検定の級ごとの課題に取り組んでいるうちに、しぜんと手話技術が向上し、気づけば自分でもしらないうちに、かなり上達しているのではないでしょうか。手話技能検定の技術のなかには、先ほど申し上げたクリエイティブ要素も含まれています。決められた身振り手振りを覚え、その通りに行うだけでも、手話による意思伝達は可能でしょうけれども、「伝える」行為はなかなかに奥深く、上級者ほど、クリエイティブな演者、表現者となるのでしょう。

手話も表現の1つです +1 !

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